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作成日:2014/03/04

PM2.5 「自分でできる対処法」


「いいものばかり」とは



PM2.5とは・・・


PM2.5とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが2.5μm (1μm=1mmの千分の一)以下の非常に小さな粒子のこと。(環境省のHP抜粋)
・・・と言われてもピンときませんよね。

このμ(マイクロ)と言う単位、実は細菌の大きさを測る単位としてよく使われています。細菌(真菌、カビ)はおよそ0.1から3.0μm (マイクロメートル)と言われており、光学顕微鏡でようやく確認できるようなレベルの大きさです。ウイルスは更に小さくnm(ナノメートル)と言うサイズになり電子顕微鏡でなければ確認できないほど小さいのです。

髪の毛は平均で0.07~0.08mmといわれていますが、PM2.5はその30分の1ほどになります。
(髪の毛を電柱に例えると、PM2.5は小さめのビー玉ぐらいの大きさです。)



なぜこんなに小さい粒子に対して注意しなければいけないのか?


小さくて毒性があるならそれが身体に付着したり、体内に入ったりすると大変なのはわかります。
でも、ただ小さいだけの粒子になぜ大騒ぎするのか?

しかし、この“小さいこと”が小さいゆえに身体の中に入り、悪影響を及ぼすのです。
体内に入ってきた異物を体外に排出できるかできないかを分けるのが約10μmのサイズなのです。つまり粒子のサイズが10μm以上あれば、たとえ人の気管に入ったとしても「異物」として咳や痰と一緒に身体の外に排出されます。

もともと私たち人間には体内に入った異物を排除しようとする機能が備わっています。例えば、線毛(繊毛)と呼ばれる毛のようなものが気道の粘膜に生えていて、異物が入ってくると外に向けて波打つように動いて、異物を外に押し出そうとします。さらに咳や痰でも異物を追い出すことができますが、粒子のサイズが10μm以下だと線毛の中に入り込んでしまい、うまく排除することができません。10μmの4分の1の粒子、すなわちPM2.5は人間に備わった機能ではなかなか体外に排出されないのです。

体外に排出されなかったPM2.5は気管から肺に到達し、肺胞にぶつかり組織を破壊します。またPM2.5が肺ではなく、腸に入った場合も小さいゆえにさまざまな問題をひき起こします。

人間の身体には皮膚や体内の臓器に無数の穴やヒダがあり、これらの穴から酸素や栄養を取り入れます。PM2.5はこういった穴に入り込んだり、管を詰まらせたりして健康に甚大な影響をもたらし、小さいゆえに身体の奥深くまで入り込み、小さいゆえに器官に多くの傷をつけ、小さいゆえにじわじわと傷つけていくのです。



どんな予防をすればいい?


PM2.5の最大の問題は、完全になくすことはできないということです。自然由来であれ、人為由来であれ、PM2.5の発生源はどこにでもあり、さまざまな物質があるので、その物質の性質により身体に及ぼす影響も変わります。知らないうちに、目や皮膚に付着したり、呼吸で体内に入り込んだりします。呼吸器系、循環器系、眼科、消化器系そして免疫系の疾患の方は特に警戒しなければいけません。

しかし、目にも見えないPM2.5を防ぐには、生活の中で曝露を避けていくしか対策がありません。人体への影響として危険なのは肺・目・腸の順番です。もっとも効果的な予防方法はマスクの利用でしょう。
最近では、風邪ウイルス対策のもの、花粉対策のものなど色々ありますがPM2.5対策としては繊維の密度が濃いもの、あるいはフィルターの目が細かいものが適しています。ガーゼと不織布では、目の細かい不織布がよいと言われますが、ガーゼは50から100μm、不織布は10μm程度あり、PM2.5にしてみればどちらも十分に大きい通り道です。かといって、PM2.5が通り抜けられないようなフィルターでは呼吸が困難になってしまいます。ですから、ガーゼでも不織布でも一重のものより重なっているもの、穴の大きさよりも捕まえる繊維が重なり合っているものの方が効果は高いといえます。また、たとえ一重のものでも一旦水に湿らせてよく絞ると、水分子がマスクの穴に着くことで穴の大きさを実質的に小さくするので効果が高まります。

ウイルス対策のマスクとしては・・・
外側が乾いていて内側は湿度が保てるような仕組みのもの。

花粉症のマスクの場合は・・・
目が細かいか、あるいは多重構造で花粉が引っ掛かりやすいもの。

M2.5であれば・・・
多層で粒子を補足しやすく、鼻や喉を守るためにも湿度があるものが、効果が高いと言えます。

また、目や皮膚に付着した可能性があれば洗い流しましょう。特に目を洗う時には注意が必要です。最近、目の洗浄液などが発売されており、頻繁に目を洗う人がいますが、そうした洗浄液で洗いすぎると目の表面を覆っているムチンと言う粘液まで洗い流してしまい、目を乾燥させ涙による保護効果をなくしてしまいます。その結果、PM2.5を角膜に近づけてしまう事になってしまいます。目を洗う時は、洗浄液よりは水道水のほうがよいのですが、水には塩素が入っているのでやはり洗いすぎは禁物です。いずれにしても、まずは顔を洗ってから目を洗うように・・。また涙の成分に近い目薬などを点眼する事で洗い流すことも効果はあります。

基本的には、注意報が出ているときには外出を避けるのが賢明ですが、外出する時にはメガネなどでPM2.5が直接目に当たることを防ぎます。



取り込んでしまったら対処はないのか?


たとえば、消化管に入ったPM2.5を体外に排出するには食物繊維を十分に含んだ食事を摂り、排便を確実にすることでケアできます。またPM2.5は身体の機能を乱す「酸化ストレス」を生むのでマルチビタミンをしっかり摂ることも予防になります。またRomieu I博士らは、オメガ3不飽和脂肪酸を摂ることで、大気汚染への暴露から心臓を守ってくれる可能性が有ることを示唆するデータを報告しています(下記参照)。

いずれにしても身体に取り込まなように意識しながら、注意報が出たときはできるだけ外出しない、どうしても外出する際はメガネとマスクは必須、そして普段の食事は食物繊維を多く摂る、さらにベースサプリメント(マルチビタミンやオメガ3)を補給しておく・・・、というのが、目に見えないPM2.5に対する賢い対処法ではないでしょうか。





引用:

  • 「微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q & A)」環境省
  • 井上浩義「ここまでわかったPM2.5本当の恐怖」
  • Romieu I et al, Environ Health Perspect. Sep, 2008; 116(9)

 

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