腸内環境、かく語りき!

「いいものばかり」とは

 

2014年7月23日、私にとって思いもよらぬ好機が訪れました。

その顛末ですが・・・、


元ヤクルト(球団ではありません)の研究者(発酵学者)Yさん(発酵のプロフェッショナル・・・と私は尊敬しております)と、
元某国立大教授のKさん(微生物のプロフェッショナル)と、
なぜか私(ゼロではなくオー、岡本です)
の三者面談(実際はもうお二人優秀な研究者たちがいましたが・・・)と相成りました。

アイデアマンのYさんが、とある細菌株(有用微生物)に着目し、新しいプロバイオティクス(プレバイオティクス)を開発しました。そしてその有用性を確かめるべく、その道のプロフェッショナルであるKさんに助っ人をお願いしたというのが事の始まりです。

今回の面談のテーマはもちろん、『ご腸内のみなさん』のご機嫌うかがいです。

健康関連の記事で最近つとにテーマとしてよく取り上げられるのが、マイクロバイオーム(腸内環境)です。先日の「Natureダイジェスト」8月号も、“マイクロバイオームに集まる投資”と題して、世界の大手製薬企業がこぞって、腸内環境を改善する新薬創りを始めていると大きく報じていました。どうやら昨今のトレンドは『ご腸内のみなさん』のご機嫌とりなのかもしれません。

3者面談の核心部分は・・・ざっとこんな感じです
(黒字は3者が合点した部分、青字はOのつぶやきです)

・腸内環境を整えるのが、自己治癒力を高める最も有効な手段の1つ
・ひょっとしてその最右翼かもしれない
・少なくとも今の多くの研究者もそう考えている。
・腸内にいかに善玉菌を送り込むかというような発想はもう古いかも
(ずっと以前からe-クリニックはそう言ってきたんだけど・・・)
・善玉菌を腸内に送りこもうとしても、あまり生着しない
(いまだ「生きたまま腸に直接届く」をウリに大儲けしている大企業があるのが超不思議・・・)
・生着してもさほど効果はないのではないか
・(むしろ)今いる腸内細菌をいかに活用できるかが重要
・特に善玉菌以外(こちらの方が多い)をいかに味方につけるかがキーポイント
(e-クリニックは以前から言ってきたけど、あまり信じてもらえなかったなぁ・・・)
・つまり浮動票をいかに取り込んで有用性を発揮させることができるか(選挙と同じ)
・具体的には大勢を占める(7~80%)日和見菌(わかっている日和見菌の多くは大腸菌)にいいエサを与えることがでるかどうかが決め手になる
・いいエサとはおそらく微生物(細菌)の代謝成分(発酵成分)や菌体そのものだろう
・エンザミン(ENM)なども有用なエサの1つだろう
(フラクタミン(FRM)もそうだろうし、Yさんが開発したプロバイオティクスもきっとそうだろう・・・)
・探せば他にもあるだろう
(日和見菌のほとんどは、(大腸菌以外)まだよく知られていなので、そのとおりだろう・・・)

私たち(e-クリニック)は、開設当初から腸内環境の重要性に着目し、(乳酸菌製剤だけにこだわることなく)さまざまなプロバイオティクス(微生物&微生物の発酵物質)を探し求めてきました。ただ私たちは、経験(プロバイオティクスを実際に使っている人たち)でしか物が言えません。e-クリニックは大学でも大企業でもないので、大掛かりな研究施設や財力もなく、(理屈や経験でこうだと考えても)仮説を科学的に証明する手立てがありません。そんな私たちにとって、このような3者面談は、自説の信ぴょう性を確認する絶好の機会でもあり、とても有意義なのです。


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Dr.岡本文責:岡本裕


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