たまには風邪にかかっておくほうがいい?

「いいものばかり」とは

Dr.岡本風邪の原因のほとんどはウイルスですから、ウイルスには効かない抗生物質を飲んでもあまり意味がないというのも、容易に理解いただけるかと思います。
医者が風邪に抗生物質を処方する一つの理由として、二次感染の予防というものがあります。いわゆる「風邪をこじらせてしまうといけない」という理由です。
Dr.岡本しかし、そもそも解熱剤などを用いて、安易に風邪を治そうと横着なことをするから二次感染してしまうのです。特別に免疫力が低下しているとか、高齢者であれば話は別ですが、そうでなければ、水分と栄養を確保しながら、2〜3日ゆっくりと心身を休めていれば十分です。二次感染など引き起こすこともなく、風邪はすみやかに治ります。


Dr.岡本不用意に抗生物質を使うと、大病をわずらったいざというときなどに危険です。体が薬に慣れてしまっていて、効かなくなったり(耐性ができると言いますが)、薬が効かない細菌が増えてしまったりします。できるかぎり抗生物質は使わないに越したことはありません。
また抗生物質は、私たちの健康維持にとても大切な役割を果たしてくれている腸内細菌にも、少なからずダメージを与えます。

Dr.岡本あくまでも私見ですが、風邪はもちろん、たまにはインフルエンザにかかっておくのも一法だと考えています。なぜなら、体内に備わっている免疫応答の仕組も、予行演習が必要だからです。
ときには予行演習をしておかないと、いざというときにうまく免疫のシステムが働かないとも限りません。いざというときの備えも必要なのですから、解熱剤や抗生物質、はたまたタミフルなどというもので生体反応を邪魔しないほうが賢明だと、私なら考えます。予行演習という、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
筋肉も関節も、もちろん頭も、使わないとダメになってしまうということは、皆さんもよくご存知のはず。だったら、たまには免疫細胞も使ってあげないと、きっとダメになってしまうと思います。

 


Dr.岡本医学博士・岡本 裕 著 『医者と薬に頼らない生き方』より抜粋


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