不眠と内耳点

「いいものばかり」とは

多くの人が不眠を経験した事があるのではないでしょうか。
不眠の原因として考えられるのが、

BODYで生きよう!アタマはおまけ -その1-1 からだの痛み
2 精神的な悩みや不安感
3 生活リズムの変調
4 薬

などの影響があげられます。

これらは、交感神経を優位にして、脳を興奮状態にするため上手く眠れなくなります
しかし、そのような症状が無いのに、眠れないという声も聞きます。

これは上記以外の別の要因があると考えられます。

その要因の一つは平衡感覚の乱れだと考えています。平衡感覚とは、からだのバランスを保つ役割をしており、左右の耳の内耳(三半規管、前庭)という場所にあります。
このセンサーの左右の情報がアンバランスに脳に入ってくると、脳は、からだのバランスをしっかりと取ろうとするために興奮し、交感神経も優位な状態へとなってしまいます。

BODYで生きよう!アタマはおまけ -その1-たとえば、このような状態が起こります。
「リビングでウトウトとして眠たくなったので、寝室に移動して、明かりを消して布団に入ったのはいいけども・・・眠れない。
さっきは、あんなに眠かったのに・・・」との状態になります。

この原因を一連の動きから細かく見てみると

「リビングでウトウトして眠たくなる」→ ある一定時間の同じ姿勢により、平衡感覚情報が安定し、脳はリラックモードとなり副交感神経が優位な状態。

「寝室へ歩いて移動する」→ 起き上がることで平衡感覚の左右のアンバランスな情報が脳に入り、脳が興奮し交感神経が優位な状態へ。

「明かりを消して布団に入る」→ 暗くなる事で目からの情報がシャットアウトされ、内耳からの情報で、からだのバランスを保とうとするが、左右の情報がアンバランスに脳に伝わるために脳が興奮し、さらに交感神経が優位な状態に!

このような流れで眠りに影響がでるのではないかと考えています。
そのため、この平衡感覚を整えるツボである「内耳点」をご紹介します。

BODYで生きよう!アタマはおまけ -その1-刺激の場所:耳たぶの付け根
刺激の仕方:指先、もしくは爪楊枝を束ねた物(8本程度)やローラー針を用いて皮膚表面を優しく刺激します(刺激の分かりやすい仕方は鍼灸ミニセミナーでお伝えしています)
刺激の時間:約2-5分(左右とも)

寝つきが悪い、寝つきが浅いと感じている方や夜中によく目が覚める方は、毎日刺激を行なってみてください。いつの間にか不眠が解消しているかもしれませんよ。

最後に、この平衡感覚には、厄介な特徴があります。

それは、自分自身でどちらの平衡感覚のセンサーが乱れているのか自覚することができない点にあります。
そのため、誰もが知らず知らずに左右のセンサーがアンバランスになる可能性があります。
だからこそこの内耳点へのツボ刺激は誰にとってもおススメです。

鍼灸ミニセミナーにご参加される方には、毎回この内耳点のポイントをお伝えしているのと、平衡感覚が乱れてしまう原因についてもお話していますので、またいつでもご参加ください。


Dr.田中文責:スタッフ鍼灸師 中間善也



「いいものばかり」とは