自分を変える


病気を治すということは、言い換えれば、自身を変えるということです。つまり今までの生き方や過度なストレスが、自己治癒力を低下させ、がんを発生させたのですから、今までの生き方や考え方を変えることが治癒への重要なポイントとなります。
僕たちは常日頃サバイバーからいろいろ学んでいますが、よくこんな問いかけもしています。
「がんが治る人と治らない人との決定的な違いは?」と。
その結果をまとめたアンケート例がありますが(図1)、やはり「考え方」を変えた、「食事」を変えた、というのが理由のトップ2に挙げられています。ちなみにこの結果をみるかぎり、「医者」は「運」よりも、治癒への決定的要因ではないということになっています。
いずれにしても、今までのままではだめであるということなのです。なぜなら今までの自分がストレスを増長させ、病気になったわけなのですから、積極的に自分を変える必要があるのです。

がんが治る人と治らない人の決定的な違い(図1)

ただ、いきなり自分の考えや生き方を変えるとなると、難しいと思われるかも知れません。しかしそれほど深刻に考える必要はありません。具体的にはただただ生活習慣を変えてみるだけでいいのです。人は食生活をはじめとした日頃の生活パターンを変えることによって、次第に考え方も変わってくるものです。
まずは食を変えることからはじめ、たとえば趣味を、旅行を、あるいは仕事を、つきあう人をと、いろいろと新しく取り入れたり変えたりすることで、人の考え方は大きく変化していきます。

もっとも、自分を変え、主体的に治療に取り組むと聞けば、孤軍奮闘を強いられるのではと誤解されるかもしれませんが、そうではありません。次に述べる、基礎知識、そしてサポート医をしっかりと確保すれば、うまくがんと向き合いこともできるようになると思います。