基礎知識


まず3大治療(西洋医学)は決して万能ではなく、ただただ時間稼ぎに過ぎないことを理解しておく必要があります。現代の医療の主流は西洋医学で、ほとんどが対症治療です。したがって、現代の医療だけではがん完治は難しいということになります。  
がんには対症治療だけでなく根本治療が不可欠です。がんの根本治療とは自身の自己治癒力を高めて、がんの病勢に打ち勝つことです。そのためには3大治療とは別にどうしても自己治癒力を高める手段が不可欠となります。
僕たちは自己治癒力を有意に高めるため、がん患者さんにベース治療(セルフ治療)、中医(気功、中医薬)、その他、自律神経免疫治療などの補完代替療法を奨めています。
特にベース治療と言うのは、セルフ治療とも言い、簡単にどこでも自分ででき、安全で、コストパフォーマンスがよく、しかも有意に自己治癒力(気、生体エネルギー、復元力)を高めることが可能な手段として有用です(図2)。僕たちがサバイバーたちと協働で取捨選択し、10年がかりで検証してきた自己治療の手段です(図3)。


(図2)


(図3)

また治療手段の優先順位も大切です。時間稼ぎの3大治療と、自己治癒力(気、生体エネルギー、復元力)を高める手段が2本の柱であることはもちろんですが、次の手段として何を選択するかはコストパフォーマンスの考えも重要です。
セカンドラインの選択肢として僕たちが奨めるのは中医(中国伝統医学)です。気功や中医薬は本物を選べば非常に有用です。だてに数千年を生き抜いてきた治療法ではありません。僕たちは日本の医療に中医を取り入れるべきであると考えているくらいです。気を高めることは自己治癒力を有意に高めることです。しかも中医は効率よく気を高める方法を教えてくれているのですから利用しない手はありません。ちなみに中国のがん治療は、今は中西医結合医療と言って、西洋医学(3大療法)と中医を組み合わせることが常識で、いい成績を収めているのが現状です。
サードラインは以下に述べる数々の補完代替療法です。自律神経免疫治療(刺絡療法)、局所温熱療法、樹状細胞療法、高濃度ビタミンC点滴療法、丸山ワクチン、DCA(ジクロロ酢酸ナトリウム)治療などを僕たちは選択肢として挙げていますが、コストパフォーマンスを考慮に入れ、効果を見極めながら取捨選択する必要があります。
ちなみに僕たちは、一部の例外を除き基本的には機能性食品(健康食品)は奨めません。なぜなら、コストパフォーマンスが悪すぎるからです。たとえいいものであっても数万円もする機能性食品を摂取するくらいなら、圧倒的に中医に軍配が上がります。その事実を知らない患者さん(医者も)が多いのも現状です。

もちろん僕たちは、3大治療(西洋医学)を否定するわけではありません。上手に活用すれば非常に有用です。しかしながら、主治医の言いなりに3大治療を受けるのではなく、必ず次に述べる2点をしっかりと押さえて欲しいのです。

1点目は、やろうとする治療法は何を目的としてやるのか?メリットとリスクは?そしてそれをやる根拠?と、それ以外の方法はないのか?をしっかりと担当医に訊いておくことです。
たとえば、根治をめざしているのか、微々たる延命治療なのか、機能回復のためか、緩和治療なのか、はたまた、形ばかりのアリバイ治療なのかを訊いて確かめることも重要なポイントです。
2点目に押さえておきたいことは、お仕着せの標準治療だけでなく匙加減が可能かどうか?です。今や欧米では標準治療を基準にしながらも、個々人に合ったバリエーションも積極的に考慮しながら治療を行っています。抗がん剤などもクールごとに量や投与方法、間隔などの微調整がなされています。そのような小まめな配慮をしてくれるかどうかも最初に訊いておきたいところです。

緩和治療は対症治療が主体となりますが、即効性の上では西洋医学が本領を発揮するところです。不快な症状は、我慢を強いることなく積極的に解消することで自己治癒力(気、生体エネルギー、復元力)を高めることができます。