13. 自己治癒力を高める「海外旅行」と「読書」



時空を超えることのできる海外旅行と読書、この2項目も自己治癒力を有意に高めます。それは私たちもリンパ球数の増加や、がん患者さんの予後追跡調査など でも確認しています。しかも、読書も海外旅行も、時空を短期間(短時間)で変え、価値観を変えるのには格好の方法です。読書はもちろんですが、海外旅行 も、時空を越えるツールとして、考えようによっては非常にコストパフォーマンスのいいツールだと思います。


人が感動やカルチャーショックを受け、その感動やカルチャーショックがその人の考え方や生き方に変容を与えるほどのものであればあるほど、リンパ球数は増加します。すなわち自己治癒力が有意に高まると私は考えています。
このような事実を踏まえて、がん患者さんにはもちろん、慢性疾患の方、あるいはストレス負荷の多い方には、1つの提案として読書や海外旅行をお勧めしています。

慢性的な疾患をかかえている方は、その根本の1つには何か心の問題、あるいはストレス負荷を潜在的に持っていらっしゃるように思われます。それは本人もなかなか気づきにくい部分だと思いますが、その気づきにくい部分を価値観の変化が示現するのかもしれません。おそらくは心の奥底の能動的な内面の変化が、身体環境を変えるのではないかと私は推察しています。

いずれにしましても、読書や海外旅行が私たちにもたらすしばしの異時空へのトラベルが何らかのプラス効果を私たちの心身に及ぼすことは間違いのないことでしょうし、自己治癒力を著明に高めるツールとして活用しない手はないと思います。