ビタミンC


ビタミンC


数あるビタミンの中でも、最も多彩な働きを持つ特殊なビタミン
各種生命現象のキーを握る主役

http://e-comment.jp/uploads/photos/29.gif 基礎知識

でははじめに、みなさんの基礎知識をためしてみましょう。
1、私たちヒトはビタミンCを合成できないが、他の動物はビタミンCを合成できる?
2、ビタミンの中で、ビタミンCが一番多く摂らなければいけない?
3、ビタミンCは細胞内に入ることのできる唯一の抗酸化物質である?
4、ビタミンCは脳内にも入ることができる?

答えはすべてYesなのです。

すこし説明を加えておきますと・・・・・、
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif1. ヒトを含む霊長類とごく一部の限られた動物だけが、ビタミンCを自分で合成できないのです。ヒトと霊長類との共通の祖先は2500万年前に、ビタミンC生合成の最終段階に必要な酵素(L-グロノ-γ-ラクトンオキシダーゼ)を欠損するという突然変異をひき起こしてしまったのです。
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif2. 各種ビタミンの中で摂取所要量はビタミンCが最大。しかも体内濃度の変動が最も激しいビタミンなのです。そのせいか、あるいは(もともとは作ることができたせいか・・・・)容易に不足しやすくなるビタミンでもあり、各種の生命現象への決定要因(キーマン・・・主役)となっているのです。
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif3. しかも・・・数ある抗酸化剤(ビタミンC以外のほとんどがヒトにはもともと存在しない非自己です)の中で、今のところ細胞中に入りうることが確認されているのは抗酸化物質はビタミンCだけなのです。
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif4. 脳内における抗酸化の担い手が何なのか、長い間よくわかりませんでしたが、ビタミンCが実際に脳内に入り、脳内における抗酸化現象の主役を担っていることが明らかになってきました。

ただし、これだけ体内で重要な働きを行うにもかかわらず、残念ながら体内のビタミンC濃度は年齢とともに減少し ていきます。しかもその減少の度合いが人によって個人差が激しく、このことが寿命の差、老化速度の差・・・・などの大きな決定要因になっているのではとも 言われています。ちなみに、なべて女性の減少度は男性に比べて小さく、このことが女性の長寿を説明する1つの要因と推測できます。
ただ、幸いにもこのビタミンCの不足は、補充でかなりの程度までリカバリーできることもわかっており、したがって加齢とともにビタミンCを適宜補充していくことが元気で長生きするための大きな知恵と言えるでしょう。


http://e-comment.jp/uploads/photos/29.gif ビタミンCが他のビタミンと決定的に違うところ

ビタミンCは他のビタミンと趣を異にしています。
なぜか最近(と言っても2500万年前ですが・・・・)までは自分で合成できたのですね。そしてなぜかその合成能をあえて放棄して、進化(変化)することを選択したのが私たちの祖先なのです。
お そらく、私たちの祖先は、当時、あえてビタミンCを自分で作らなくてもいいだけじゅうにぶんにビタミンCを含む食事が豊富な環境が長く続いていたのでしょ う。まさか未来に(現在のことですが)喫煙、環境汚染物質、食品添加物、医薬品、ストレス・・・・など、ビタミンCが不足するほど、激烈な酸化環境が出来 するなんて思いもよらなかったのではないでしょうか・・・・?

したがって、がん患者さんはもちろんすべての方が、ビタミンCの特殊性と重要性をもっとよく理解し、決して不足しないよう(あまってもいいが)に積極的に摂取することが、病気の治癒や長寿のためには不可欠だと思われます。


http://e-comment.jp/uploads/photos/29.gif ビタミンCの大きな特長

http://e-comment.jp/uploads/photos/38.gif1. 抗酸化作用の即効性が抜群!
   発がんや老化の主な原因とされる遊離基(フリーラジカル)を体内で最も迅速に消去する。
http://e-comment.jp/uploads/photos/38.gif2. 転移、浸潤の抑制
免疫力賦活作用を介してではなく、直接的にがん細胞の浸潤転移を妨げることがあきらかにされた。
http://e-comment.jp/uploads/photos/38.gif3. 抗がん剤や放射線治療・手術の後遺症、副作用を著明に軽減!


http://e-comment.jp/uploads/photos/29.gif ビタミンCはマルチタレント

さらに、ビタミンCは上記だけでなく他のビタミンにはない多彩な活性を有する物質で、明らかになった事実(推測の域を出ないものは省く)のみを下記に列挙します。

http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif 最も透明な眼を紫外線から守る
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif 最も空気の出入りが激しい肺を守る
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif 最も非自己物質の出入りが激しい胃を守る
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif 胃がんの原因であるニトロソアミンの生成抑制
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif H・ピロリ菌の生存率を抑制
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif プロリンとリジンでコラーゲン
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif 生体異物の解毒
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif カテコールアミンの合成
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif コレステロールの水酸化
http://e-comment.jp/uploads/photos/34.gif 抗体産生の促進


http://e-comment.jp/uploads/photos/40.gif ビタミンCのまとめ

http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif1. なにはなくともビタミンC
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif2. 1日数回にわけて摂るのが望ましい
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif3. 1日の摂取量は2~3gくらい
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif3. ビタミンCを含有している食品(野菜・果物)も多く摂取することが望ましい
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif4. ビタミンC単独よりマルチビタミン・ミネラルと一緒に摂取することが望ましい
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif5. ビタミンEも摂取することが望ましい

-理由-
1. ビタミンCが、これほどまでに多彩な活性を持ち、さまざまな生命現象のキーを担っていることがわかってきたから
2. 摂取後6~8時間には半減するから
3. 自分でビタミンCを合成できる哺乳動物の1日の合成量から換算すると、2~3g/日となる。ただし3gぐらいの摂取で体内濃度は飽和に達するので、それ以上摂取しても効果は同じと考えられるから
4. 他の抗酸化剤と共存しているほうが、相乗効果が期待できるから
5. 他の抗酸化剤と共存しているほうが、相乗効果が期待できるから
6. 著明な相乗効果が期待できるから。また、逆に細胞膜中の脂質の過酸化を強力に防ぐビタミンEを再生させうるのは他の抗酸化剤では非力で、ビタミンCが甚大な役割を果たすことが明らかになっているから