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作成日:2013/02/23

鉄分は積極的にとらなきゃいけない?



鉄が足らないと貧血になる・・・というのはよく聞く話だと思います。まさにその通りです。鉄も必須ミネラルの1つですから、もちろんないと困ります。

ではできるだけたくさん摂っておいたほうがいいのか?

しかしこの鉄分(正確には鉄イオン)、実は、多すぎるととてもやっかいだということはあまり知られていないのかもしれません。ですから、無防備に、むやみやたらと摂るのはNGなんです。
さまざまな食品、トクホ、サプリメントなどで、鉄が含まれているのをウリにしているものがちらほらと見かけますが、イメージで飛びつくと、もしかしたらとんでもない目にあうかもしれません。

体内に余分な鉄分(鉄イオン)がありすぎると、がんになりやすいということも最近よくわかってきています。
たとえば、C型肝炎はそのままにしていると、しばしば肝臓がんになってしまうことがあります。もちろんインターフェロンなどの薬を使ってそうならないように治療するわけですが、全員に有効ではありませんし、特に体内に鉄分が多くある人はインターフェロンが効きにくいということもよくわかっています。そんな場合、その1つの有効な治療法として、少しばかり原始的な感じもしてしまうのですが、単純に血を抜くという(瀉血と言います)手立てもあります。その目的は体内の鉄分を排出することなのです。体内の鉄分が、がんを促進するので、その元凶を取り除こうというもくろみなのです。

鉄分(鉄イオン)は、酸素がさまざまな物質と反応する際に、その手助けをするという非常に重要な役割を担っています。鉄イオンのおかげで、酸素はアミノ酸やグルコースやDNAなどと反応し、さまざまな生体反応が進むことになります。また体内で発生した毒物や細菌などを無毒化したり殺菌したりするにも、鉄分と酸素の協働作業があってはじめて可能になります。つまりこの鉄分がなければ、たとえ酸素があっても、解毒や殺菌もできなくなるということなのです。
ここまでは鉄分によいしょ!する話なのですが、いっぽう、鉄分が有り余ってしまいますと、今度は不必要な時に不必要な場所で、鉄分と酸素の協働作業が起こってしまいます。そうしますと、いわゆる活性酸素が大量に発生してしまって、この活性酸素が大暴れをしてしまうのです。たとえばDNAや脂肪酸などと反応し、遺伝子(DNA)を傷つけたり、細胞膜を壊したりしながら、ひいては細胞のがん化を促進し、あるいは血管の損傷を招いて、心筋梗塞や脳梗塞、そしてもちろん高血圧や糖尿病などを引き起こしてしまうわけなのです。

つまり、鉄分が体内にたくさんあると、寿命を有意に縮めてしまうということになるのです。で、結論から言いますと、鉄分はどちらかと言えば、多いよりも少な目のほうがまだましということになります。
たとえば、女性と男性の寿命の差は約8年あり、なべて女性が長生きです。その理由の1つとして(もちろんホルモン環境など他の要因もあるのですが・・・)、女性が慢性的に貧血気味であることをあげる研究者もいます。
つまり女性は賢明にも、50歳くらいまで毎月定期的にせっせと瀉血をしています。つまり余計な鉄分を定期的に廃棄しているわけです。それが効を奏しているのかもしれませんが、民族を問わず、なべて女性が長生きをしている1つの理由だと言われれば、なるほどと素直に合点のいく話でもあります。
したがって、まちがっても、鉄分入飲料、鉄分入サプリメントを飲んではいけないということになりそうです。



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