今月の「よくある病気」のテーマは「うつ病」です。

うつ病が増えています。

最近、うつ病が増えています。コロナ禍がうつ病増加を加速したきらいもありますが、コロナ前から確実にうつ病は増えているんです。
特に若い世代にうつ病が増えています。
働き盛りである若年層は、残業などで生活も乱れがちになり、うつ病を引き起こしやすいとも云われていますが、便利なツールや機械が使われるようになったことで、仕事内容がより一層難しくなり若年層の働き手に求められるレベルが高くなっていることなどが理由の1つとしてあげられています。また、長引く不景気から生活が苦しくなり、将来に不安を感じてうつ状態になるケースも少なくありません。

Dr岡本

ではそろそろクイズにまいりましょうか…

うつ病は原因となる理由(ストレスなど)がなくなれば、すぐに治る?

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ストレスは少なからず誰にでもあり、気分の落ち込みも、誰にでもよくあることです。…世の中、理不尽なことが多いですからね…?!
ただ一時的な気分の落ち込みは、ストレス(原因)がなくなれば、早晩解消されます。しかし原因が長く続いたり、早期に対処せずに放っておいたりすれば(治療しないと)、仮に原因がなくなっても気分の落ち込みが治らなくなってしまいます。…これがうつ病です。
つまり、気分の落ち込みには、早期に対処することが大事なのです。いったんうつ病を発症してしまうと、うつ病は治りにくくなってしまうんです。

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