絶対におさえておきたい『知識』をクイズで学びましょう!

今月の“あるある病気”のテーマは・・・『逆流性食道炎』です。

今、なんと1500万人もの日本人がこの病気で悩んでいるというのですから、まさに国民病と言っていいのかもしれません。
大事なポイントをざっとおさらいしておきましょう。
逆流性食道炎(≒胃食道逆流症)とは、書いて字のごとし、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することによって、いろいろ不快な症状や不都合をひきおこす病気です。
ほんとにさまざまな症状で・・・、みぞおちの痛み、胸やけ、げっぷ、おなかのもたれ、吐き気、食欲不振・・・などは、なんとなく想像がつくものの、喉のつまり、喉の違和感、喉の痛み、頑固な咳、胸の痛み、背中の痛み、肩こり…などなど、
なんで?と思う訴えもめずらしくないので、臨床現場では、命にかかわる他の病気(たとえば心臓病や大動脈解離、肺がん、食道がんなどなど)をちゃんと否定して患者さんを安心させなくてはいけないので、ちょっと面倒な病気なんです。
…ある意味ただの生活習慣病なんですが、深刻な病気と思い悩んで受診される患者さん、案外多いんです!

逆流性食道炎

さあクイズにチェレンジ!
(問題をクリックすると答えが表示されます。)

逆流性食道炎は増えている?

そうなんです、増えています。
なぜか? 

  • 生活習慣が乱れがち…
    食べ過ぎ、早食い、夕食の時間が遅い(夕食後2時間以内に横になってしまう)、脂質の多い食事が多い(食の欧米化ですね)、甘いもの辛いものを食べる人が多い…思い当たりませんか? すべて逆流を促進します。
  • 若い人の便秘が多いから…
    若い人にも逆流性食道炎は増えています。食物繊維の摂取量が少ないことも要因の1つでしょうが、いわゆる食の欧米化によって、若い人の便秘が実に多い!
    便秘は腹圧(胃の圧力)をあげますので、当然、逆流のリスクが高まります。
  • そしてピロリ菌を除菌するから、あるいはピロリ菌がいないから・・・ピロリ菌がいなくなると胃酸分泌が増え、逆流性食道炎になるリスクが高まります。
    もちろんピロリ菌がいなくなると胃がんになるリスクはほぼゼロになるというメリットはあるのですが…
  • さらに、お年寄りが増えているから…
    食べ物の逆流を防ぐ筋肉(下部食道括約筋)が、年齢とともに緩んでくるので、お年寄りが増えると患者さんは増えます。…これはある程度しゃあないですが…

・・・では
逆流性食道炎を防ぐには?


もっと深い話を聞きたいなら、ワイズクラブ」で一緒に学びましょう!

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